【植物図鑑】 ガーデンレコード ~花の易しい育て方~

ナムと申します。神奈川で自分なりに工夫しながらガーデニングをやっています。 タイトルの通り、植物の図鑑とその簡単な育て方や実際の記録、おまけとして読んでいる本のことなんかも紹介しています。感想等をコメントしていただけると嬉しいです。 現在栽培中の花の一覧はメニューバーからとぶことができます。

カテゴリ:観察記録 > クリサンセマム・ノースポール


こんにちは、ナムです。

花とムシの関係はとても深いものです。

ムシなしでは、花はここまで進化しなったでしょう。

しかし、中には植物の葉をほとんど食べてしまうものや、
汁を吸いつくして枯らしてしまうなど、
一方的な害にしか見えないようなものもあります。

長い目で見ればそれも植物のためになっていたりしますが、
私たちが園芸において楽しむうえでは、
そういったものは害虫でしかないでしょう。

今日は、クリサンセマムに付く害虫を紹介します。


クリサンセマムの害虫と言えば、
アブラムシが有名です。

アブラムシは茎から汁を吸って、
植物を枯らしてしまいます。

その花を枯らさないためと、
繁殖を防ぐために見つけたら即刻駆除しましょう。

それから、こんな虫を知っていますか?

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小さい虫が3匹ついているのが分かりますか?

右のクモのようなものではありません。

カメムシのような、テントウムシのような形をしています。

テントウムシであれば、
アブラムシを食べてくれるという点で、
益虫ですよね。

しかしこれ、カメムシでもテントウムシの仲間でもないのです。

これは、ヒメマルカツオブシムシと言います。

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背中にマダラの模様が入っているのが特徴です。

一見、花の蜜を吸っているだけの無害な虫に見えます。

そうです、花にとっては無害です。

しかし、我々人にとっては有害となるのです。

ヒメマルカツオブシムシは、毛織物などの衣服や、
干物などの乾物などを食べてしまうのです。

毛織物はもともと動物の毛、乾物は魚などの動物そのものです。

たんぱく質成分を食べてしまうのですね。


なので、花を眺めているときに衣服に付いたりして、
そのまま家の中に入ってしまったりすると大変です。

家の中で繁殖して、
クローゼットの服をボロボロにされてしまうかもしれません。


クリサンセマムなどの花に、このヒメマルカツオブシムシがついていたら、
即刻駆除しましょう。

幸い、花についているので、
駆除は簡単です。

クラフトテープなどで、ムシをやさしくとってやりましょう。

ただ、隠れているものがいるかもしれないので、
しばらくしたらまた見てみましょう。


一見、害のなさそうな生き物でも、
思わぬ害がある可能性を秘めています。

知らない虫がいたら、必ず調べるようにしましょう。


 


こんにちは、ナムです。

ビオラに寄って彩られていた冬の花壇も、
今ではすっかりいろいろな花が咲きだしてきています。

中でもクリサンセマムの生長が目覚ましく、
他の花を押しのけて満開の状態を迎えています。

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秋に花屋で購入したときは花が咲いていても、
すぐに咲かなくなってしまって春になるとまた咲き始める花って多いですよね。

クリサンセマムもその典型です。

特に、クリサンセマムはかなり大きくなるので、
秋の時の株の大きさを見て、
うっかり周りに他の花を植えてしまうと、
春になってクリサンセマムがその花を覆い隠してしまうということが、
多々あるのではないでしょうか。

私も、大きくなるだろうなと思い、
少し離して植えたものの、
予想よりも生長してしまって結局はクリサンセマムが覆いつくしてしまっている状態です。

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花にバッタが止まっていました。

バッタも蜜を吸うのでしょうか。

どちらかというと葉を食べに来たといったところでしょうか。


秋に植えた花壇の花には、
終わりを迎えているものがいくつかあります。

今まさに最盛期を迎えている花は、
終わった花たちからバトンを渡してもらったのかもしれませんね。

 

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