【植物図鑑】 ガーデンレコード ~花の易しい育て方~

ナムと申します。神奈川で自分なりに工夫しながらガーデニングをやっています。 タイトルの通り、植物の図鑑とその簡単な育て方や実際の記録、おまけとして読んでいる本のことなんかも紹介しています。感想等をコメントしていただけると嬉しいです。 現在栽培中の花の一覧はメニューバーからとぶことができます。

カテゴリ:観察記録 > ホトトギス


こんにちは、ナムです。

裏庭のホトトギスが生えてきました。

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真ん中あたりに生えている楕円形の葉っぱがホトトギスです。

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去年咲いたホトトギスの脇からも生えてきています。

ホトトギスは秋にピンクと紅色のマダラの花を複数咲かせます。

花がきれいなことはもちろんですが、
葉っぱがルリタテハという蝶の幼虫の餌となるので、
ルリタテハを家に呼び寄せたい方はぜひ育ててみてください。

去年はルリタテハの幼虫が大発生してしまい、
ホトトギスの葉が足りなくなってしまうという事態が発生しました。

そこで表に生えているユリの葉などに移したりして、
確認しただけでも二匹の幼虫を成虫にすることに成功しました。
(他の幼虫は知らないうちにいなくなっていました)

なので今年はホトトギスがもっと増えてくれるといいなと思っています。


ホトトギスはドクダミなどと同じく地下茎で増える植物です。

地下茎で増える植物については、後日投稿する記事を参照してください。

暖かい季節に向けて確実に生長する植物を見ていると、
私達も元気になってきますね。

 

おはようございます、ナムです。

昨日はついつい夜更かししてしまいました。こういう時はたいてい電車で寝てしまうんですが、
対して眠気も取れない上に読書の時間も削られて、とても損した気分になります。

授業中だけは眠らないようにしたいと思います。

今日は裏庭に咲くホトトギスの紹介です。

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薄ピンクに紫の斑点の付いた花が複数付いていて、とても美しい植物です。

よく見ると葉っぱがついていません。けれども枯れてしまったわけではありません。
実はホトトギスの葉は、ある昆虫の幼虫の大好物なんです。

その名は「ルリタテハ」。黒い羽にブルーのラインが入ったこれまた宝石のように美しい蝶です。

しかしその幼虫は、黒の太い体に棘がついた、とても成虫からは想像の付かない姿をしています。
知らない人が見れば害虫だと思いすぐに駆除してしまうことでしょう。

先月、我が家のホトトギスにはこのルリタテハの幼虫が沢山ついていました。
それでこのありさまになったというわけです。
ホトトギスだけでは葉の量が足りず、同じくルリタテハの幼虫のえさとなるユリに幼虫を移したりしたほどです。

その努力のかいあって、今年は二匹のルリタテハのふ化に成功しました。

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夜が怖いのか、腕からなかなか離れてくれません。

この姿を見ていしまうと、ホトトギスやユリの葉を食べつくしていたことも許せてしまうんですよね。
皆さんも、ホトトギスに巨大な毛虫がついていたとしても、妖精(幼生)のいたずらと思って
大目に見てやってください。

さて、すっかり葉っぱがなくなってしまったホトトギスですが、今年は花が咲かないかなと心配していました、
ところが、

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なんだかいつもより多く咲いている気がします。
葉っぱが無くても咲くんですね。

もしかしたら妖精からの贈り物かもしれませんね。

ファンタジーな想像はさておき、葉っぱが無くても花が咲いたのはおそらく地下茎のおかげだろうと、私は思っています。

ホトトギスは地下茎という根っこでつながっていて、それで広がっていきます。
地下茎には栄養が蓄えられていて、たとえ地上部が無くなってしまったとしても地下茎さえ残っていれば
再び生長することが可能です。

地下茎で増える植物には、例えばドクダミがあります。
ドクダミが抜いても抜いても生えてくるのはこのためです。

しかし、根気よく処理し続けていれば地下茎に蓄えられていた栄養分はいつか底をつき、ドクダミは生えてこなくなります。
ドクダミが繁茂しすぎてお困りの皆さん、奴らが不死身だからといって諦めないようにしましょう。

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